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Polaris
Family
Artist Polaris
Release 2003,2nd
Family (amazon)

元Fishmansのベースがいるポラリスの2nd。
温かさに溢れたゆったりとした傑作ポップアルバム。
ボーカルはノビノビとしていてかなり癖があります。ドラムはゆったりしていながらもテクニシャン。ベースはかなり変態的なのになぜか曲に溶け込んでる。
包み込むようなギターとエッセンスとして多用されるピアノやストリングスが涙を誘います。曲は6〜8分あたりが多い。

ギターアルペジオとアカペラで始まる@から子守唄のような優しさに溢れています。ゆったりとしたAメロにムーグシンセが泣きを誘うサビ。いきなり泣かされます。女性VO.がハモる所は鳥肌物。
Aは人生の中でベスト10に入るであろう名曲。ブラジリアン系のドラム、変態的なのに違和感なく曲になじんでるベース、クラムボンの原田郁子による涙腺緩ませまくりのピアノとコーラス、温かいギターとメロディ、そしてポジティブな歌詞。ホントに心温まる名曲。聴いたことない人はシングルも出てるので聴いてみてください。
Bはブラジリアン色のドラムが良い味だしてる。
ゆったりポップCはアルペジオによる温かいインタルード。@からここまでの流れはホントにやばい。
ギターの弾き語りDはあまり好きじゃない。
自然と体が動くEは好き。
F〜Hは3曲で1セット。
ふわふわしたインタルードF→アルバムでは異質なノらせるギターとテンポの速いドラムにSEを重ねて徐々にテンションアップしていくG。
ラストで宇宙に飛び出したように開放感溢れたフレーズ。アルバムで唯一のテンポの速いヴォーカル曲H。なんで曲に溶け込めてるのかわからない変態ベース、トリッキーなドラム、意味深な歌詞のミックスが織り成す摩訶不思議ワールド。
Iはアコギとストリングの絡みが絶妙なアルバムでもっとも聴きやすいメロディのポップソング。儚い歌詞(ほとんど理解してないけど)と曲が相まって泣けます。
ゆったりとしたギターアルペジオJで締め。

なんども言ってますがホントに温かいアルバム。母胎の中にいるかのような包容感。悲しいワケでも、儚いわけでもなく温かさに泣かされます。
アルバム全体としてはDのせいで流れが微妙、インタルードが多いのでとボーカル曲が7曲しかないなど不満点もあります。 でも@ABIはこの4曲のために買ってもいいというぐらい名曲。癒してくれる温かい曲が聴きたい人にオススメ。ドーンと来る良さより、ジワジワと染み渡るアルバムです。

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