PHOTON |
Artist |
BOOM BOOM SATELLITES |
Release |
2002,3rd |
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(amazon)
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先日出した5THアルバムが好調に売れているBOOM BOOM SATELLITES(BBS)の3rdフルアルバム。アップルシードのDIVE FOR YOUを歌っていたと言った方がピンと来る人は多いかな?
5thがメロディのあるロックなアルバムなのに対して近作はデジタルとジャズの色が強い。メロディのある曲はほとんど無くボーカルは歌っているというより語っている感じ。
BBSといえば切り刻まれたドラムが特徴ですがこのアルバムではドラム加工は控えめ。ジャジーな生ドラムをベースにダークなデジタルサウンドとグルーブ感あるベースでジャムってる感じ。ドラムがひたすらカッコイイ。他作品のリズムは生ドラムはあくまでリピートが多く、加工して複雑にしてますが、このアルバムは平井さんの生ドラムそのままの上手さがよく分かるアレンジになっています。
アルバム通してダーク&クールな雰囲気で突き進むのでキャッチーなメロが欲しい人には辛いかも。しかし一度BBSにしか出せないクールな音の良さが分かると抜けられないアルバム。
オススメ曲はアッパーなサウンドに攻撃的な女性ボーカルをフューチャーしたA。ブラスとドラムが暴れまわっているのにあくまでも淡々とクールに進むC、ぶつ切りのシンセベース(?)がカッコイイ。テクノとジャズがもっとも高次元で融合しているんじゃないでしょうか?このアルバムで一番好きな曲。トランス感がハンパ無い。
メロの少ないアルバムの締めにメロディの美しいHを持ってくるセンスも良い。この曲はジャズよりバラードロック色が強いです。
メロが無いので人によっては難解かもしれません。これ以前のアルバムが好きな人はまず大丈夫だと思いますが、4thや5thみたいなデジタル+ロックを期待して聴くと肩透かしを食らうかも。BBSは作品ごとにだいぶ色が変わるので注意。
自分の中ではこのアルバムは何度聴いても飽きない名盤です。
国内版と輸入版があってここで紹介したのは国内版。輸入版は曲順、アレンジが違い、2ndからも数曲リアレンジされて収録されているらしいです。自分は未入手。世間の評判は輸入版の方が高い。
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ON |
Artist |
BOOM BOOM SATELLITES |
Release |
2006,6th |
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(amazon)
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BBSの5thアルバム。前作で見られた歌モノ化とロック色の強化が更に進んだ内容です。デジタル音を無くしても曲として成立しそうな曲もちらほら。
といっても完全なロックバンドになったわけではなく、エフェクトかけまくったボーカルやスペーシーなデジタルサウンドによる味付けは相変わらず。全体的にリズムはロックで、ボーカルは普通にメロディーを歌い、周りを装飾してるのが今までのデジタルサウンドよりか直球なシンセになった感じ。
個人的は大傑作。BBSは未だにハズレがありません。アルバムごとにアプローチが変わるから飽きる事も無いし、一番好きなバンドの一つだな。
シングル曲@「kick it out」からいきなり最高。ギターはかなりロックしてるけどリズム重視で高揚感がハンパ無い。
AとBはメロディアスなシンセが入っていて今までBBSと違う感じ。前者はハイテンポ、後者はミドルテンポの曲。
Dは泣けるボーカルラインが目新しい。後ろで動き回ってるシンセが良い。このアルバムで一番気に入った曲の一つ。ここまでストレートに泣きのツボを刺激する曲はBBSにはいままでなかった気がする。
Fは絶対NINの「the hand that feeds」に影響を受けたであろう曲。ダンサブルなロック。ノレる。Gはひたすら反復するシンセリフを後ろにギターを掻き鳴らす曲。リズムがかっこよすぎる。この曲もアルバム内でのお気に入り。
だいぶ歌モノ化したということで賛否両論になりそうな一枚だけど自分的には全然OK。こういうBBSもアリじゃないでしょうか。まぁ、次も4th〜5thの流れと一緒だとそろそろ飽きそうですが。
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