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Pleymo
Alphabet Prison
Artist Pleymo
Release 2006,4th
アルファベット・プリズン (amazon)

昨日のデフトーンズと並んでもっとも好きなバンドであるフランス産ヘヴィロックバンド:Pleymoの4th。
3rdでエモ方向へと向かっていった彼らですが、今作ではエモさを残しつつ、激しいリフにシャウトといったヘヴィロック要素も戻ってきました。2ndと3rdをあわせたような音。
今のパパローチやロスプロっぽいかも。

今までのアルバムはアニメ好きらしいサイバーな雰囲気がありましたが、今回はバンドサウンドが主で人間っぽい感じがする。
耳障りが良く、聴きやすいアルバムです。しかし似通っている曲も多い。よく言えば統一感があるけど、悪く言えば一曲の個性が乏しいです。スクラッチが減ったのも残念。
それでもフランス語で歌うマークは適度にキャッチーでカッコイイし、DJと一緒に叫びまくるパートはこっちもテンションがあがる。
オッと思わせるベースラインやkornに影響を受けていると思われる不安感を煽るギターも良い。

静と動の使い分けが上手いヘヴィロック@、一緒に歌いたくなるサビが極上ののエモ風AB、スラップベースが渋いハードなCと良曲が続きます。
Dは六本木について歌ってる。キレイなエモ風の曲だけど中盤に黒い展開もある。ラストでは「ア〜、ロッポンギ〜♪」
DJのシャウトが激しいE、メロディが泣けるF、スローテンポで落ち着いたGと続き、Hは始終シャウトの今アルバム中もっとも激しい曲。
IJKは3rdっぽい曲であまり印象に残らない。この3曲がこのアルバムの弱点か。
アコースティックなLで本編終了。MのボーナストラックはK-RA以来の日本語歌詞。こういう歌い方する日本人いるよな。パッと聴いたら外国人だと分からんかもしれん。しかしこの曲は日本語パートよりフランス訛りの英語ラップがカッコイイ。

アメリカ勢とはまた違った音をだしてる。カッコいいなぁ。
ただ、これといってキラーチューンがないのは問題か。ダラダラと似たような曲が続く印象は否めない。
それでも個人的名盤の2ndには勝てないけど、十分満足できる出来。
3rdのエモ要素を少しづつ自分達の中に消化している感じがします。3rdで激しさが足りないと思った人も楽しめるでしょう。

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