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Skinny Puppy
The greater wrong of the right
Artist Skinny Puppy
Release 2004,10th
The Greater Wrong of the Right (amazon)

インダストリアル/ボディー系の大御所skinny puppyの(確か)10th。パピーを知らない人に軽く紹介しておくと彼らはひたすら暗いシンセにギターノイズ、沼の底から声を出しているかのようなオドロしいVo.、 インダス系の特徴であるずっしりとしたビートを奏でるユニットです。特徴はとにかく暗い。

puppyはtoo dark park(7th)以降聴いてないのだけど、あのジメジメしたサウンドは変わってないだろうと思ってCDをかけてみると…なんだこのノリノリなパピーは。 Vo.もうめくような歌い方だったのがちゃんと歌ってる。しかしやっぱりパピー特有のドロドロさは残っています。このドロドロだけどノレるサウンドはカッコイイ。

@はチープなシンセが良い味をだしてる中速エレポップ。Vo.が普通に歌ってるのにびっくり。
サビは「ゾンビ」にしか聴こえないw。
Aは過去作のファンにはびっくりのブレイクビーツ調の速い曲。 ラップのような歌い方がカッコイイ。ギターノイズの使い方、凝りまくったリズムも最高でカッコよすぎる。 アルバムで一番好きな曲。
Bは疾走するドラムン調のリズムの上に荘重なシンセとVo.が絡む。
CはイジリまくったVo.が印象に残るダークなエレポップ。イジリ方のセンスが良い良曲。
Dは昔のパピーに近い音。SEで遊んでますな。
Eも昔のパピーらしいドロドロした暗い曲。聴いてると最悪の気分になれます(褒め言葉)
Fは冷徹なメロのテクノ調の曲。
GはゲストにstaticXのVo.が参加してます。Aメロドロドロ、サビは荘重。サビのタム回しが良い。
Hは病的なVo.が印象的な曲。
Iは神秘的とすら言える綺麗なシンセのパピー流バラード(?)。

変わったようでパピーはやっぱりパピー。前半はノリノリで聴けてもCDを聴き終ってる頃にはドロドロなパピーの世界に浸れる。 良いアルバムだ。このままノリ:ドロドロが3:7ぐらいで活動続けてくれればいいな。
このCDは紙ケースに入ってるのですが、取り出した内ジャケ(歌詞カード)は半端なくグロイです。 見ながらメシを食べたら100%吐く。実写を加工してる分、Cannibal corpseのジャケよりグロイ。 友達にジャケを見せたら3日は避けられると思います。電車の中でCDを空けたんですが周りから物凄い者を見る目で見られました。なんだこの罠は。

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