SANCTUARIC |
Artist |
SUCK DOWN |
Release |
2001,2nd |
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(amazon)
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既に解散してしまったラップメタルバンドSUCK DOWNの2nd。俺の中では日本ラウドロック屈指の名盤。
リンプのパクリと言われていましたが、ただのパクリではなく当時のラップメタルでは珍しくラップ+メロというスタイル。
攻撃的なザクザク刻んでくるギター、グルーブ感あるリズム隊、そしてヴォーカルは激しいラップも綺麗に歌い上げるメロも上手い。力強い凛とした声をしてます。シャウトも迫力ある。
リフやリズムにインダストリアル・メタルの匂いがします。所々に挿入されるSEやノイズもインダスっぽい。リフやメロはパパローチ、全体的な雰囲気はspineshankに似てるかな。
エスニックなイントロ@から始まり攻撃的なAへ。リフもリズムもインダス気味。Aメロのベースとサビ前の掛け合いがカッコイイ。いきなりテンションのあがる良曲でスタート。BCとボーカルの上手さが際立つヘビィナンバーが続きます。Cの「Let's go!!」ってとこでは頭を振らずにはいられない。ドラムも面白いフレーズを叩いてます。良曲。
「凛とたつ」という曲名がカッコイイDは海外のバンドにはだせない和を感じさせる曲。静から動への展開がカッコイイ。アコギにしっとりとしたヴォーカルが乗るEでクールダウン。大人しい曲もうまく歌い上げます。Fはスペーシーなギターと機械的なリズムの上に声ネタっぽいヴォーカルが飛び回るリズムを強調した曲。ノれる。
能天気に始まるGのサビは珍しくメジャー進行。サビ後は一転して攻撃的に捲くし立てる。陽→陰が面白い。Hはエスニックな雰囲気が充満したヘビィナンバー。この曲を聴くといつもオフスプのpay the manを思い出す。サウンドの重さとヴォーカルの上手さが際立つ曲。Iの伸びのあるヴォーカル→叫びと展開するサビが良い。これも中盤でエスニックに。Fのフレーズを流用したインタルードJを挟んで実質ラスト曲Kへ。サビに一瞬あふれる希望あるフレーズがこの先の成長を楽しみにさせる。(でも次のアルバムは…)@とほぼ同じLで本編は締め。Lの6分ぐらいから温かいシンセの上にやさしいヴォーカルがのるボートラが収録されています。
「日本のヘビィなんて」と思わずに聴いてみてください。1曲目からぶっ飛ばされます。捨て曲無し。流れ良し。かなり良いアルバムです。ヘビィロック好きにもインダスメタル好きにもオススメ。
これだけの傑作えおだしてるのにこのバンドって他のアルバムはいまいちなんだよなぁ。
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