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Anesthesia |
サークル |
Yuji.M |
元ネタ |
オリジナル |
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新しいサークル「saxifrage」を立ち上げたYuji.Mさんのソロアルバム。新曲やBMS引退後の同人音楽時代の曲の再収録で構成されています。
トランス、トランスコア、テクノ、ハウスといった4つ打ちサウンドを収録。
どの曲もメロディアスで聴きやすい。とはいえダンスミュージック要素が弱いかと言えばそうではなく、刻まれる4つ打ちリズム、細かいシンセリフ、そして動きのあるベースにより自然と体が動く。アゲ方もうまい。クラブミュージック好きでもしっかり満足できるであろうサウンドになっています。
Yuji.Mさん特有のインテリジェンスさを感じる音作りは健在。ノリの良い楽曲が多いですがどこか大人の気品さを感じます。
メロディ良し、リズム良し、曲によって個性があるので中だるみもしないとなかなか良盤です。
@インテリジェンスなイントロから、小気味のいいベースとウネウネシンセのサイケデリックトランス系サウンドへ。ベースが良いです。終盤の追い込みがアガる。
Admlの「R25」に提供してた和ボーカルトランス。良い曲だ。余談ですがイントロを聞くとdie!!die!!color!!!の『Nebula』を思い出す。で、今聞き直したらあんまり似てなかった罠。
Bテンションの高いハードテクノ。ノイジーなビートに硬派なウワモノが乗る。次々と展開していくので聴いてて面白い。3:40からのピークがむちゃくちゃノレる!頭振りまくりです。今作で一番好きな曲です。
Cがっちりしたリズムに涼しげなピアノバッキングが絡むハードハウス。ピアノフレーズがカッコイイです。
Dトランスコア。シンプルだけどしっかりとテンションを挙げてくれる。
Eボコーダー(?)で弄ったボーカルの入ったフィルターハウス。中速ぐらいのBPMでまったりノレる。ひとつひとつのシンセ音がインテリジェンスで大人の味わいがある。
F浮遊感のあるブレイクス/プログレッシブトランス。伸びるシンセに@みたいなベースが入ってきてまったりしながらもグル―ヴィ。
GI.N.Tの「Floating Point」一発目に収録されていた曲。この曲は大好きなので収録されててすごく嬉しい!この煌びやかなシンセがもうたまらん。
H続いて同じくI.N.TのCD「blob」から四曲目。もともと好きな曲だったけどこのCDの流れだと更に映える。良いコード進行だ。
Iケルティックな笛の音色が耳に残るトランス。哀愁溢れるメロディで泣かせてくれる。
Jこちらは王道同人トランス(あえてこの単語を使おう)。ピアノ主体の泣きメロです。メロディだけでなくシンセリフでしっかりと盛り上げてくれるので印象に残る。
K適度にアゲてくるトランス/ハウス。声ネタが良いアクセントになってる。
Lsystem F系の綺麗トランス。CDも終盤に近づき別れを惜しむかのような寂しげなメロディが胸を打つ。
MラストはYuji.Mさんのインテリエンスな部分がよくでたトランス。熱くなりすぎず、冷ましすぎずの締め。アコギが泣かせる。
ノリの良さとインテリジェンスなフレーズが融合したオリジナルCD。
ここ最近のオリジナル・4つ打ちインストCDの中ではかなりお気に入りの一枚です。とにかく良フレーズが多い。
M3-2009春の「Samplers」ではそんなにかなと思ってましたが、このソロ作は期待のはるか上を行く満足度でした。オススメ。
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