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僕はこの世界で地獄を見た
サークル salvation by faith records
元ネタ よろずアレンジ
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ゲームで体感した「地獄」がテーマのよろずアレンジCD。要はクソ難しいゲームアレンジってことです。別名・マニアックすぎて伝わらないアレンジ選手権2。

曲調はいつものライトなクラブサウンド。地獄がテーマということでガバ/ニュースタイル率が高いかな?それでもサークルのカラーとも言えるポップ感覚は健在。
ここ数作は真面目な作品が多かったSBFRですが、今作では自重のしないSBFRに戻ってます。
カオスなアレンジだったり、原作がマニアックすぎたり、アレンジの方向性が暴走してたりと良い意味でやりたい放題。ジャンルも様々。
結果、各曲に個性出まくりで面白いことになっています。「マニアックすぎて〜2」の名は伊達じゃない。
楽曲のクオリティという点でも申し分無く、各曲がインパクトの塊みたいな感じ。最初から最後までダレること無く聴ける良作です。

Astaさんによる「Romantic(Even More The Incredible Machine)」アレンジ。出展元マニアックすぎです。クラシック系の穏やかなピアノに生音ドラムが被さる。手数の多いドラムワークがカッコイイ。ピアノも良いフレーズです。
Bgunaさんによる「でろでろのテーマ(Bio_100% 蟹味噌)」アレンジ。出展元(略)。氏にしてはハードな曲調。とはいえお得意の美メロもちゃんと含まれてる。1:30からの展開が秀逸です。ハイハットワークも好き。ここ最近のgunaさんの曲のなかでもお気に入りの一曲。
Espineさんによる「オイスター港(ブラストドーザー)」のテクノアレンジ。チープ&シンプルなリズムが大好き。このリズムだけでご飯5杯はいけるわ。今回は真面目に終わるかなぁと思いきやラストにて……。重症だなぁ。
Fstaさんによる「Great Giana Sisters」アレンジ。音弄りまくりのビート強めエレクトロニカ。いやー、これはカッコイイ!音選びのセンスが半端無いです。締め方がまたマヴい。今作で一番好きなアレンジです。
IAOIRO_Manbowさんによる「DOOMメドレー」。原作SEを使いながらガバに仕上げてます。DOOMはこういうアレンジが似合うな。テラーなシンセが良い感じに煽ってくれます。
JBACOさんによる「I Wanna Be The Guy(海外の激ムズフリゲらしい)メドレー」。約40曲をメドレーにした愛すべきバカアレンジ(褒め言葉)。使用楽曲は「ギルティギア」「ロックマン」「任○堂各種」など有名作から抜き取ったものなんで名メロディが次々と顔を出す。それらが違和感無く繋がっていくのはなかなかに壮絶です。緊迫したムードの連続で14分間があっという間に過ぎる力作アレンジ。6:46からの斑鳩パートあたりがテンションのピーク。
KAOIRO_Manbow+ろいど=あおろいどの「じゅもんをあげるよ(もじぴったん)」アレンジ。ハウスポップな歌モノ。あおろいど名義の曲はあまり好きなのが無かったんですが、これは楽しめた。ポップなサビが耳に残ります。締めに相応しい一曲。……まぁ、この後に暴走してるボートラがあるんですがね。それがSBFRクオリティ。

やりたい放題アレンジCD。バカをやりながら高クオリティ。
各曲の方向性はぐちゃぐちゃなのにアルバムとして聴くと統一感を感じるのが不思議。
マニアックな出展元なのをまったく気にすることなく聴ける良アレンジが揃ってます。

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