アンビエント・テクノ系のオリジナルアルバム。サイトにて ライナーノーツあり。
ノイズ/音響系のアンビエントが主。
リズムが前に出た曲はほんの数曲だけ。現代音楽っぽい感触の作風です。結構マニアックで聴き手を選びそう。
音を重ねまくるような展開はせず、必要最低限の音だけで曲を構成している感じ。メロディ要素もかなり薄い。ホントに「静」の音楽。
自分はグワ―と包み込んでくれるようなアンビエントが好きなんで好みからは外れたかなぁ。
A4つ打ちキックが効いたダンサブルトラック。浮遊感のあるフレーズが良い。どことなくRezっぽい。このCDでは浮いてるぐらいにノリノリな曲です。
Bインダストリアル的なSEで構築された曲。リズムの刻み方が面白い。ただこの手の曲調にしては音の軽さがちょい気になるか。
I温かいシンセを主体に少しづつ音が重なっていく10分超えのアンビエント。決して騒がしくなることなく心地よい低周波空間が続いていく。寝る前後に聴きたい一曲です。この曲は気に入った。
N「BOYS DON'T CRY(リトバス)」のアレンジが最後に一曲。音響的なスタートからキャッチーで泣けるフレーズへと展開していく。メロが入る瞬間はグッとくる。CD全体にメロらしいメロが少ないのでこういう曲のインパクトが強まりますね。
ガチなアンビエント。
リズムがあるわけでもなく、音で圧倒するわけでもなく、決して自己主張しない環境的なサウンドです。
掴みどころが無くてどうしても中盤あたりでダレてしまいがち。全体的に暗めなのが個人的にダメなのかもしれない。ダークアンビエントまで行くと逆に聴けるんですけどねぇ。
ただサウンドメイキングはレベル高いと思うので、冷たい音響サウンドが好きな人なら楽しめるのかもしれない。
|