KEYアレンジ。ジャケの観鈴とあゆがカワエエ。
エレクトロニカ、アンビエント、ノイズなどマニアックな曲調。
音選びのセンスが良くてしっかりと浸れます。集中して聴くと本気でトリップできる。
基本原曲破壊ですが、フレーズ自体はしっかりと残っている曲もあってちゃんとKEYアレンジしてる。
マニアックな中にポップ分も絶妙な割合で含まれて居ます。
ただ、ラスト三曲はひたすら音響サウンドが鳴り響く、媚売りゼロのどっぷりコア空間。
@「日溜まりの町(Kanon)」。チップチューンとエレクトロニカの間のようなサウンド。元気あるフレーズなんだけど浸れる不思議な曲です。
A「夜想(Air)」のアンビエント・アレンジ。グワーと鳴り続けるドローンが良い。
B「お砂糖ふたつ(リトバス)のノイズ・アレンジ。KEYアレンジでこんなマニアックな曲が聴けるとは!気持ちいい……。
C「双生(Air)」。トライバルなアンビエントです。中盤から入ってくる木琴が大好き。
D「渚(クラナド)」リズムレスのエレクトロニカ。可愛らしいシンセで奏でられるメインフレーズが泣ける。
E「回想録(Air)」の完全原曲破壊アンビエント。虫の鳴き声のような音に自然とトリップする。この曲を聴いてるとあっちの世界に飛んでいける気がする(危ない
F「夢の跡(Kanon)」。更に進むアンビエント空間。ここまできたら完全に夢の中です。安定してないのが癖になる。
G「それは風のように(クラナド)」。音響系トイトロニカ。最後までマニアック路線。エコーのかかったリズムで終わるのが余韻が残って良い。
聴く人を選ぶ環境系KEYアレンジ。メロディより音で音楽を楽しむ人向け。
KEYアレンジとしては相当にマニアックなサウンドです。
アンビエントが好きな人にビッグプッシュ。これは大当たりだった。個性的で良いな。
Aphex twinの「Selected Ambient Works」で言えば「85-92」より「vol.2」に近い。
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