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GAMETAL 4th Requiem
サークル 快楽音楽堂
元ネタ コンシューマよろず

コンシューマゲームのメタルメドレーアレンジ。出展元はなんと33作。テイルズやアトリエシリーズなど有名RPGなどからも多数アレンジされています。
ほぼフルボーカルアルバム。
FFアレンジをしてた頃はフルボーカルアルバム出すなんて思いもしなかったなぁ。楽曲の勢いは変わらず。

同人音楽にありがちな、正統派ヘビメタやメロスピ系の様式美を前面に押し出したシリアルな雰囲気よりかは、L.A.メタルなんかのおちゃらけたムードが漂ってる。ジージャン羽織ってグラサンかけてるおっさんが「これから名曲メドレーすんぞ〜。盛り上がれー!」と煽ってそうな感じです。
1〜2分の曲を次々と繋ていくのはお祭り騒ぎのよう。音が洗礼されているというより荒削りな感触をしているから余計そう感じる。
至るところにHR/HM、アニソン、J-POPのパロディが仕込まれてて、曲によってはアレンジ元よりパロディ色の方が前面に出てたりもします。
7人いるボーカルはむちゃくちゃ上手いというわけではないですが、皆で楽しく歌ってそうな空気が伝わってくるのでこのCDには合っている。
ただ、悪ふざけた歌い方をする男性ボーカルは個人的に苦手です。特に随所の掛け声では男性陣がかなり浮いてて冷めてしまう。

良かったのは、
メタル+バンプのメロディが新鮮なA「カルマ(TOA)」
スラッシーに疾走するI「運命の鼓動よ(遥時3)」
イントロのドコドコダブルバスドラの解放感がたまらない萌え声+激走のM「Love Cheat!(いたじゃんR)」(今作で一番良かった
スカ風ギターも登場するとびっきりハッピーな(22)「ワンダーモモーイ(太鼓の達人)」。
他の曲も、原曲フレーズの良さを壊さずにアレンジしていて悪くない。

しかし、20曲目ぐらいからダレてくる。
後半は割と真面目な曲が続くので、前半のなんでもありなところが無くなって面白みに欠けます。33曲を最後まで通して聴くのはちょっとキツイ。

良くも悪くも原曲の良さやパロディネタを使って勢いで押しているところがあるので、テンションが下がってくるとイマイチに感じてしまうのが難点か。
少しキツイ言い方ですが、原曲が原曲なんで悪くなるはずは無い。そう考えると思ったより楽しめなかったかなぁという気がします。
JASRAC登録曲のせいか下手なメジャーより高い。
この値段分だけ楽しめたかというと個人的には微妙なところです。
とはいえ、決して質は低くないのでメタルには目が無いという人なら十分楽しめるのではないでしょうか。

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