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Glome on the Tesseract
サークル Glome on the Tesseract
元ネタ オリジナル、スクエア
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Glomeさんのオリジナル曲ソロCD。BMSをやっている人にはmaxXx65535さんの旧名義の方がわかりやすいか。
驚くべきは、とてもソロCDとは思えない音の幅の広さ。トランス、エレクトロニカ、スカ、ジャズetc.と色々なジャンルの曲が17曲も収録されてます。しかも捨て曲一切無し。

幕開けを感じさせるシンプルなオルガンのフレーズ+ドラムの@で始まる。
続くAは走り回るピアノとストリングにやや変則的なドラムが合わさったアートコア。いきなり良曲。
うって変わってBは生演奏チックな脳天気スカ。南国がイメージできるテンションのアガる曲。
Cは明るいエピックトランス。中盤の昇っていくピアノが気持ちいい。
Dはアコースティックギターが印象的なアンビエント/バラード。イメージ的には秋。
Eはチョコボのテーマのスカアレンジ。BMS版は大好きだったから期待大。BMS版よりさらにバカ騒ぎで大満足。各楽器のソロ合戦が楽しすぎる。CDで一番好きな曲のひとつ。数あるチョコボアレンジで一番好きかも。
Fはハピコア。メロはキャッチーで良いけど多少勢いが足りないか?本当に色々なジャンルをやってるなぁ。
Gはサガフロ2の曲をジャズアレンジ。前半はBMSとほぼ同じですがさらにアンリミサガのアレンジを足しています。非常にお洒落で聴きやすい。
Hのトランスではグッとクラブ寄りになる。悪い曲じゃないけど他の曲に比べたら目立たないかな。
IはYamajet氏によるBのリミックス。あの脳天気な曲がお洒落なアップテンポジャズに変身しています。氏の聴いてると幸せになってくる温かさはここでも健在。
Jはアブストラクトなエフェクトがかかったテクノ。どんどん盛り上げるテクノではなくゆったりとノらせるタイプ。
KはspineさんによるUncle Arabianのテクノアレンジ。原曲BMSはBGAのせいもありアホっぽい雰囲気でしたが、見事にストイックかつダークになっております。途中の攻撃的なシンセがカッコイイ。
Lはゆったりとしたアンビエント。曲名にあるクリスタルの通り、透明感を感じる曲です。
Mはaphex twinさながらの変態ブレイクビーツを穏やかなフレーズや緊迫感あるフレーズで追いかけます。Glomeさんのセンスの良さがわかる1曲。かなり良い。
Nは実験的なエレクトロニカ。前の曲に似ているけどドラムは(前曲に比べ)まとも。音選びのセンスがいいです。
Oは15分の大曲エレクトロニカ。穏やかに始まり→美しいストリングス→不安定なミニマル系木琴にストリングスが少しづつ被ってくる→微変則ブレイクビーツが加わる→落ち着いたバグパイプ+アコギ→またキレイなストリングス→そこに先ほどとは比べ物にならない変態ブレイクビーツ→シンセも狂い出してドリルンへ→泣かせるピアノで締め。どんどん展開していく名曲。
そして時計の音が印象的なアンビエントのPでCDは終わります。

一枚の中に色々な音の詰まったCD。大傑作です。maxXx65535時代のBMSが好きな人はもちろんそれ以外の人にも是非聴いてもらいたい。

ちなみにオレの買ったのは初回版なのでボーナスデータCDがついてきました。内容は曲のコメント、ジャケ絵、没曲mp3、発表済みBMSの高音質版。mp3ではまだまだ音の広さがある事が分かります。
このボーナスCDは再配布フリー(一部の曲除く)なようなのでもし欲しい方がいましたらおっしゃってください。なんらかのアクションを起こすかもしれません。

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