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GRAMCORE
サークル ケモノレコーズ(salvation by faith records)
元ネタ オリジナル / ハードコア
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先日取り上げた「GRIMCORE」の対となるオリジナルのハードコアアルバム。

ジャケが赤と黒基準の今作はハード&ダークな曲が中心。ジャンル的にはガバ、シュランツ、スピードコアとか。
GRIMで触れてますが、今までのsbfrを想像していると腰を抜かすような音質の良さ。
ハードコアとしてみるとむちゃくちゃ迫力がある音というわけではない。でも今までどこか気が抜けていた空気を醸し出していたsbfrがここまでシリアスな音を出しているのが強烈です。
とにかく楽曲の質が良い!通して聴いてもまったくダレないグッドチューンの連発。ハードコアではあるんだけど、ただ暴力的な音を鳴らすのではなく「聴いてて楽しい曲」ってのが根底にあるように感じます。そこがsbfrらしい。
GRIMとGRAM、どっちもいいけど変わった曲が多くてこっちの方が個人的には好きです。

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@t+pazoliteさんによるトランスコア。うーむ、氏にしては無難か……。

Aガバ。ドンドン響くキックに高速で唸るシンセ。野性味溢れるヘッドバンギング・チューン!テラーなシンセの圧迫感が良い。ギュイギュイ感がたまんねー。
Bmiiiさんによる7分超えニューロファンク。squarepusherの「Come on my selector」みたいなホラーで無機質なトラック。粒が小さいブレイクビーツが相当にイルです。ファジーでなくクリアな音のビートで身体にリズムが突き刺さるよう。音をミュートしながら「ねぇ」「こんなところ」「先生に見つかったら」「きっと私たち噂になっちゃうね」とドキドキする声ネタを挿入する瞬間がエクスタシー。一番お気に入りのトラック。繰り返しますがマジでイルです。

C落ち着いた音の内向的なシュランツ。闇夜を走る戦闘列車という感じ。言ってしまえばアインハンダーの2面なイメージ。淡々としたキックがジワジワと効いてくる。

Dシャギーなギターにガバキック。デジタルハードコアみたいな曲です。荒い音作りが逆にイイ味出てたり。

ESquarkさんによるストップ&ゴーを繰り返すBPM遅めのスピードコア。ローをばっさり切ったブレイクビーツが心地良い。中盤からの凶悪なレイブシンセが強烈!

Fズゴゴゴゴゴとキックが連打されるストレートなスピードコア。ブルータルなギターリフのおかげで聴き苦しさが無いのがナイス。

GYamajetさんによるナードコア of フッジッサーン!ロッテルダムサウンドに合わせてひたすらフッジッサーン。終いには瀧のサンプリングも登場してのフッジッサーン!単純に楽しいハッピーコア・チューン。素晴らしい。このフレーズは身体に染み付いてるよね。

Hstaさん独特のローファイサウンド+ブレイクビーツ。ノイズがかなり効いてるのに何故か気持いい。脳みそが捻られていくみたいなのに気持いい。この音選びセンスはさすがです。鳴らす場所を的確に絞っているキックが最高のグルーヴを作りだしています。

I100-200さんによる明るめJ-CORE。日本人好みしそうなフレーズの数々。ダークな曲が続いた後に、この開放的なサウンドは快感です。ブレイクのうにょーっとなるフィルターが気持いい〜。

JSaka-ROW組。いつものノリな歌モノ。なんか癖になるあの魅力。ライナーノーツの「ジャンル:ハードコア(歌詞が)」で吹いたw

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個性的な曲が集まったハードコアなアルバム。
ハードコアが好きな人はもちろん、エンターテイメント性に優れた一枚なんでクラブサウンドが苦手じゃなければ楽しめるはず。

GRIMCOREとGRAMCOREはsbfrが一皮も二皮も向けた快作。
しかも、sbfrは今作を期にこのクオリティの高さと元々あったハチャメチャな部分が上手く融合した良作を連発しています。

やっぱsbfr大好きだー。

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