オリジナルCD。6曲入り。

あまりデジタルデジタルしてない柔らかい空気の4つ打ちがメイン。ジャズ/ハウス色が多く含まれています。
ただガチでジャズとかは無く、ポップスやハウスを混ぜて適度に薄めている。歌モノ並にとまではいきませんが、結構メロディアスなので聴きやすいです。
電信音ばかりで構成されたコテコテのクラブサウンドった感じではありません。生音：打ち込み音が4:6ぐらいのフィーリング。
たしかテーマが「ハッピー」か「幸せ」かそんな感じだったと思います。能天気にハッピーという曲は無く、ゆる〜い感じの日常的な幸せ。
個人的には前作でも良質アリスソフトアレンジを聴かせてもらったspliceさんの曲�B�Cがたまらん。腰が動くベースに踊りやすいテンポで刻まれるビート。ツボです。

�@ボーカル曲。バックは渋いジャズ、ボーカルは子守唄みたい。子供番組のオープニングにでも使われてそうな曲です。ギターソロがマブい。
�Bジャズハウス系のオサレ4つ打ち。グルーヴィーなベースに、耳に残るワンフレーズピアノが絡む。アンニュイ雰囲気だけどノレる。癖になります。一定なようで色々やってるのが面白い。
�Cラテンな感じの4つ打ちハウス。幸せで、ちょいダルくて、少しだけ泣ける。そんな曲。イントロからメインパートへ入る瞬間のフィルインがむちゃくちゃカッコいい！その後もちょこちょこ生ドラムが入ってきて盛り上げてくれます。今作で一番のお気に入り。
�DAOR/ジャズを通過したオサレポップス。ランラン気分のサビが良い感じ。

全体的にアンニュイオリジナルCD。癒し系とガチノリ系の間を行くような作風。
気の抜けた雰囲気が独特なサークルさんです。それゆえに人気のある超クオリティなサークルと比べるとどこか抜けているところもあるのですが、これはこれでなかなか味わいがある。
一聴して「最高！」とは言えないもどかしさ。逆にそんなところが好きになってきました。
地味と言えば地味だけど光るところもいっぱいあるCD。ふとした時に聴きたくなります。