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而立 〜さよなら20代〜
サークル さよなら20代製作委員会(kaede.org)
元ネタ オリジナル

超大物ばかりが集まった30代突入記念CD。
そのメンツはボーカルに茶太さん、コンポーザーにbermeiさん、ESTiさん、大嶋啓之さん、ztsさん、k-shiさんmewlistさんとまさに最強メンバー。
この人達が全員同い年って偶然がすげぇ。

バラード調の曲しっとりした曲が多い。全体的に「LOVE SONG」以降のKEYっぽい曲調です。

メンバーの割にはあっさりとした力んでない曲が並びます。アレンジメント、キャッチー度、感情、全てが抑えめ。
30代という確実に「大人」になった年頃の精神状態がそのまま音に出ているように感じます。

豪華すぎるメンツゆえ期待度がものすごく高かったので、実はあまりに穏やかな内容に「あれ?思ったよりこじんまりしてるな」ってのが正直な印象です。
作曲者の確立された個性が出ている楽曲ばかりで、もちろん良いメロディもあるのですが、どうも不完全燃焼感が残る。

ただこの作品はそういうモノなのかもしれないとも思ってます。すごい人達が人生の節目に―節目だからこそ―肩の力を抜いて作った作品。
そんなコンセプトに同調できたらむちゃくちゃ気に入るCDなのかもしれません。

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Abermeiさんによる、みんなのうたにありそうな子守唄調の曲。普段のbermeiさん曲からフォークトロニカ成分を無くした感じ。bermeiさんボーカルや多重コーラスなどちょこちょこと味付けもあるけど、基本はピアノと歌オンリーのシンプル構成。そのわりにはちょっとメロディが弱いか?雰囲気作りはさすが。

BESTiさんによる今作のキラートラック。泣きのメロディが光る穏やながら力強いポップス。KEY曲っぽくも感じます。なんといってもメロディが反則。アコギ、ピアノやハンドクラップなどどこまでも優しさを感じる伴奏も切なさを助長してグッとくる曲になってます。

C大嶋啓之さんによる、30歳をレベル30と例えた歌詞のおちゃらけた曲。作詞はinterfaceさん。30代が無理矢理テンションをアゲているような少し古臭い歌謡曲ノリが絶妙。ただ、狙い通りの曲調になってるけど、他の曲とかなり空気が違うのでアルバムの中では浮いてるかもしれない。Cメロでレアな茶太さんのこぶしの効いたボーカルが聴けます。

Ek-shiさんによる、穏やかに進む繊細な曲。わずかな電子音の色付けが良い感じです。音も歌も力まずに自然体で奏でられている。感情が強烈に表に出てる曲では無いですが、本作で一番芯に力強い意志が感じられる気がします。即効性は無いものの、一番長く聴いていられそうな曲です。

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良くも悪くも穏やかなCD。
記念CDでありながら、過度にドラマチックにすることも、切なくすることもなく、力を抜いた作品が出来上がっています。
「30代になってもガシガシ進んでいこう」「20代を振り返ってセンチになろう」というより「一旦落ち着こう」ってイメージかもしれない。

今の自分には穏やかすぎましたが、また時間を置いて、それこそ30代に突入するころにまた聴いたら輝いて聴こえそうな気もします。

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