元・超人気BMS作者であり、近頃は商業で活躍している大嶋啓之さん(ひぐらしのOPなど)とONOKENさん(I/O)の夢のコラボレーション…のはずがネタ集団NATのCDという事でまともなコラボになるはずがありません。
曲名はオノケンサンバU。なんとONOKENさんはヴォーカルを担当しています。
コーラスには片霧烈火さん、yamajetさん、naotyu-さんと有名人が参加。(注:大半が歌以外で名の知れた人々
壮大な才能の無駄遣いです。
で肝心の曲はバカっぽい陽気な明るいサンバ。ONOKENさんの歌声は特別上手いわけでも無い。(聴くに耐えない程でも無い
しかし、ただのネタ曲では終わらせないのがNATのすごいところ。
ネタであると同時に普通に良い曲でもあります。
聴いてると笑みがこぼれる楽しげなトラックメイキングはさすが。なんといってもアンセムと呼びたくなるシンガロングなサビが半端無く良い。
これみたいな明るい中にさりげなく涙腺を刺激するメロディに弱いんです。
ネタ曲ってのは最初は笑えるけどそのうち聴かなくなる事が多いですが、この曲は逆で繰り返し聴いてるとジワジワ良さが染み渡ってくる。
まぁ、このCDは企画自体がネタなわけであって曲そのものに笑い要素は無いですがね。
他にカップリングとオノケンサンバのリミックスが入ってますがあまり印象に残りませんでした。
でもオノケンサンバ一曲のために500円出したと思っても後悔しないぐらいに気に入った。何度聴いても飽きない。
NATのバカ企画にノッてやろうという人なら買って損は無いはず。
逆にHPの視聴でピンと来なかったら微妙かもしれません。
ネタ曲でもあくまで本気になって作るその姿勢にあっぱれ。
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