オリジナルのボーカルミニアルバム。5曲入り。ボーカルはみんな大好き茶太さん。
メロディがすごく良質なポップス。優しい旋律は茶太さんの声質にも合ってる。
どの曲もピアノ(≠キーボード)がよく使用されています。この儚さと力強さを兼ね備えたピアノがすごく良いフレーズを紡いでいることが多い。
音構成はピアノ、ストリングス、リズム隊、ボーカルのシンプルなパートがメインを担い、その他の過剰な装飾はほとんど無し。とはいえ適度な電子音の味付けを「ここ」という所に入れてくるのが上手い。
オケやドラムンなどの要素も入れながら中心にあるのはポップス。キャッチーなメロが一番の武器。力強くも優しさを感じる曲調は桜の季節を思わせる暖かさと希望感がにじみ出ています。
むちゃくちゃ聴きやすくて、素直に良いと思える傑作。
@ピアノメインのインスト。強弱を付けたピアノが心地よい。穏やかな始まりから力強い終わりへと向かう展開にこの先の期待感が積もる。
Aオケ風のストリングス、パーカスに流れるようなピアノが絡む。生命力を感じる全体の空気が良い。とても春らしい曲です。サビのベースがおいしい。まるで歌とベースが一緒に歩んでいると錯覚。
B印象的なピアノから入り、ドラムがシンプルなリズムを刻む。そこに乗っかる茶太さんの歌声。単純な構成だけど良いフレーズ、メロディばかりの素晴らしい曲。特にサビのたたみかけるようなメロディはC76のベストメロディです。何度聞いてもグッと来る。自分のツボの中のツボを突いてきます。これは衝撃だった。今作で一番好きな曲。リア充な歌詞も切ない(俺の心が
Cライト・ドラムン・ポップス。疾走感あふれる曲です。これも良いメロディ。後ろでキラキラ鳴り続けてるシンセが良い味付け。
Dラストはミドルテンポのポップス。音数が少ないのでもの寂しげにも感じる。サビが個性的です。しかし、なんでだろう、この曲を聴いてると秋を感じる。
良さがストレートに飛び込んでくるポップス集。
極上メロとそれを支える慎ましいアレンジにハマりました。個人的にはここ最近の茶太さん参加作のなかでも特にお気に入り。「歌モノなんて聴いてられないぜ」って人以外なら、これが嫌いな人はそういないんじゃないだろうか。
ぽてまよEDの「うたたね」が好きな人あたりが気に入りそう。
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