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Scherzo〜幻想郷諧謔曲
サークル Sound./Ecriture
元ネタ 東方
sherzo.png(38333 byte)

東方アレンジ。オーケストラにA-POPと多彩なジャンルが特徴。

マイナーコード主体の東方楽曲はどうしても暗め、もしくは哀愁の漂うメロディー/曲調になりがちですが、このCDは明るい曲が多い。東方アレンジはトランスにしろ、メタルにしろメロディが哀愁一辺倒に感じてしまうのがどうも……と日ごろから思っている自分には嬉しいかぎりです。
前半6曲はアレンジの切り口、質とも満足。ジャンルは様々ですがどの曲にも聴きやすいポップな部分があるのが自分好み。
対してF〜Hも悪くは無いのですが、よくある東方アレンジという感じでちょっと物足りない。

@「U.N.オーエン〜」のオケアレンジ。ストリングス、ブラス、パーカッションの典型的なオケ構成。力強い曲調です。
A「紅桜」のオケアレンジ。ピアノ、アコギ、打ち込みリズムなどが入るので「オケ風」と言ったほうが良いか。サビ(?)のストリングスがドラマチック。原曲の美しさをうまく活かした良アレンジ。
C「幽霊楽団」のジャズアレンジ。バーでかかってそうな渋いスムーズ・ジャズ系。
D花火の音でスタートする「月まで届け〜」のジャズ風味ポップアレンジ。慌ただしいコミカルな曲調でウキウキしてきます。これも良アレンジ。
E「お宇佐さまの〜」のA-POPアレンジ。これもちょいジャズ風味。基本は万人ウケしそうなポップスアレンジでありますが、この曲をA-POPたらしめているのは中盤に僅かに入るロリボイスによるラップ(?)と掛け声。「うーーってゐ!」「てゐ!てゐ!てゐ!」の掛け声がカワイイ。
DEの流れが好きです。

(前半6曲は)特別、変わったことをしているわけでは無いのですが、他の東方アレンジとは違う個性を持っている。原曲メロディーの肝はそのままに上手く雰囲気を変えているのが良い。
ヘビロテとまでは行かないけど、それなりに楽しめました。

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