男性ボーカルのオリジナル・ミニアルバム。4曲入り。
メガネ男子ポップスと称するテクノポップ、ニューウェーブを経由した緩〜いポップス。
「syn-co-pa 09」はロック成分が少々入った作風でしたが、今回はボコーダー率が高し、曲構成も反復が多い、と幾分かテクノポップ寄り。 ---- @テクノポップス。ボーカルはボコーダー加工100%。明るいけどちょっと陰がありそうな絶妙な切なさ。ピョコピョコしたリズムがちょいニューウェーブっぽくて良い。そしてなんといってもメロディの良さ!サビが癖になります。 A激キャッチーなメロをひたすら繰り返すテクノ寄りのテクノポップス。口ずさみたくなるメロディが本当に素晴らしい。反復メインなのにむちゃくちゃポップな良曲。ふたつのフレーズが合わさる終盤がたまんない。今作で一番好きな曲です。『筵の中で透明ランナー 納屋を出る気は毛頭ないんだ』『財布の中の安全性具 鍛え抜かれた妄想談話』と斜めに構えた歌詞も健在。 Bミドルテンポのデジタルポップス。アンニュイ雰囲気です。良いダルさ。これもサビの気怠げなメロディが良い。シンセも良いフレーズを奏でてます。 Cラストを飾るのは耳馴染みの良いポップス。ボコーダー加工。キャッチーすぎるメロディに完全にヤラれた!本当にすごいメロディセンスです。最高すぎだろう。でも、1:20と短い曲でプレビュー版みたいに感じるのが残念。『雨の中で(ほんの短い)ダンスを』というタイトルにかけてるんだろうけど、このメロディをもっと聴きたいと思ってしまいます。 ----
良質メロとのんびりしたアレンジメントが奏でる切なソング集。 |