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Temporary 4 |
サークル |
砂塵音樂室 |
元ネタ |
WHITE ALBUM、鬼畜王ランス、雫 |
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エロゲーアレンジ・ミニアルバム。4曲入り。
強引サンプリングによるぶっ壊れアレンジャー・ほえ猫さんとロック主体の堅実なアレンジャー・亜空さんによるアレンジCD。
いつも通りの路線ですが、両者とも「Temporary3」からだいぶレベルアップしている気がします。
(良い意味での)B級らしさをそのままに、音に厚みが出て曲の完成度が高くなっている。原曲の残し具合/壊し具合のバランスも良い感じです。
ほえ猫さんは初っ端からカオスをかましてるし、亜空さんまでラストに暴走するというサプライズもある。
ナイスな選曲と個性的な編曲。個人的に砂塵最高傑作!
@「SOUND OF DESTINY (WHITE ALBUM)」のほえ猫節爆発アレンジ。とても「SOUND〜」とは思えないドロドロしたテクノでスタート(これがむちゃくちゃカッコイイ)。原曲のフレーズは一応鳴ってるけど急にギターが入ってきたり、テクノになったりとやりたい放題で笑えるくらいWAらしさが無い。だがそこがいい!40〜1:20あたりの音選びセンスとか半端ないっす。初っ端から良いものを聴かせてもらった。ここまで崩されると笑みがこぼれます。
A亜空さんによる「Ontology (ランス)」の原曲拡張系ロックアレンジ。スネアがすごく良い音をしてる。抜けた音が気持ちいい。疾走感のある良いアレンジです。1:30からのオルガンゾーンがお気に入り。
Bほえ猫さんによる「瑠璃子 (雫)」アレンジ。氏にしては珍しくロック寄りのアレンジ。でもベースがアシッドしており、そのうちいつもの強引なリズムワークも入ってくる。ん?つまりは普段通りだなw それほど曲崩壊してないのでメロディの良さがそのまま生きてます。次々と変わるバックサウンドは聴けば聴くほど新たな発見があって面白い。
C亜空さんによる「WHITE ALBUM (WA)」アレンジ。最初は普通のロックアレンジかと思いきや1:30からドラムが走りだして、そのままダブルバスドラ+ツービートのリズム大暴走へ。亜空さんには珍しいはっちゃけアレンジ。だがそこがいい!キテるバスドラも良いし、なによりスネアがすんげー気持ちいい音をしてます。今作で一番好きなアレンジ。
良い感じに尖ってるアレンジCD。音は荒いが、荒さゆえの面白さがある。
高いクオリティばかりが好まれる現代の同人音楽界隈ですが、ここのCDを聴くとハッと何かを思いださせてくれる。本当にこの人達のCDは面白い!!
「面白い」と思えるCDって良いですよね〜。オススメ。
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