PHOENIX　ProJECTさんのスクエアアレンジVain Cryです。スクエアだけでなく東方やエロゲーのアレンジもあり。

癒し系っぽいジャケットなのに中身は激しめです。メタルなギターリフにブレイクビーツな曲が多いんだけどそれ以外のタイプの曲もあって音の幅は広い。 全曲に共通していえるの激しいの好きなんだろうなというオーラが滲み出ている事。

元ネタ別に感想を言っていくとまずMOON.からは淡々として機械的な感じのする�@．比較的原曲に忠実なアレンジでいかにもファーストトラック。 それとウネウネ全開で声ネタとサイコなフレーズでトリップ状態に持っていかれる�C。どっちもアルバム内でもっともテクノよりな曲。
東方からの�Bと�Iは同じギターフレーズを使ってるんだけどそれがカッコイイ。どちらもメタルなリフを基本に打ち込みを混ぜたり、ストリングで壮大さを感じさせる曲で巧くメロディを生かしてます。�Iのドラムがドカドカしてカッコイイ。
ＦＦからアップテンポな曲は誰もが知ってるＦＦ４の”バトル４”アレンジの�A、これまた有名なＦＦ６の”決戦”の�H。逆に落ち着いてるのはインターリュード扱いの海を漂ってる感じがする�Dと�G。それとファンクとジャズを混ぜたような渋い�E。途中でタンバリンと共に声でカウントを入れて生演奏っぽくするという小ネタがある�Fは大人しくも力強さを感じる曲。あとこのＣＤでは珍しく希望にあふれたちょいクラシックっぽい�Kとしっとりしたピアノソロの�M。
エロゲーからは�Kが痕のエンディング曲を低速メタルアレンジ。中盤に入ってくるギターリフがカッコイイ。�Lは鳥の歌をスラッシュメタルっぽい伴奏に合わせてシンセでサビメロ→重いリフでどす黒く→アコギを多用した爽やかなＡメロ→一瞬どす黒→サビに戻ると展開の多い疾走感溢れるアレンジ。

とても幅の広いＣＤです。激しいのが好きな人はもちろんそれ以外の人も楽しめる内容。オススメです。音がはっきりしてて迷いを感じないのが聴いてて気持ち良い。