オリジナルのボカロCD。前作「vocalography」と同じく、voidさん、Junkさん、P*lightさんなどBMS系作者が多数参加。
このサークルおなじみのエレクトロポップ、トランスポップ。
ポップネス満点のサークルイメージで聴くとちょっとびっくり、と同時に心に残るメロディが減ってダレがちかなぁというのが最初の感想。 でも聴いてると少しづつ好きになっていった曲も多い。曲レベルではスルメありかな?特に8#Princeさんから始まる前半とJUNKさんが大活躍する後半は聴き所満載。 ---- @八王子Pこと#8Princeさんによる激ポジティブ・エレクトロポップ。空、いや宇宙を貫くかのように響き渡る「エレクトリック・ラーーブ♪」のフレーズが癖になります。キラキラしたシンセとハッピーでちょい切ないメロディでグッとくる良曲。 AJunkさんによるエレクトロ・ディスコ。ラテンハウスなバッキングピアノ、Aメロの早口が好き。ラストのシンセソロもカッコイイ!
Cvoidさんによるサイバーなテクノサウンド。曲の3/4ぐらいは主旋律無しにリズムを刻む、今回のコアな面を象徴するような曲です。しかし、ボカロは声ネタ(シンセ?)として常に登場しておりリスナーの神経を煽ってる。ノリながら聴けるマッシブトラック。好きです。 G中盤のダーク/マイナー曲ラッシュ後にやってくるP*Lightさんによるメジャーコード進行のUKハードコア。ミクの透き通った音触りがサウンドにぴったり合ってる。伸びる声が気持ち良い。 HJunkさんによるアッパーチューン。Ryu*の「So Fabulous」を思わせるブチアゲフレーズにがっつりしたビートが絡む。「Are you ready!」といったアゲアゲチューンにはお馴染みの声ネタも登場で盛り上げてくれます。何もかも忘れて踊りまくれるピースフルな空気がたまりません。 JJunkさん曲。鋭いブレイクビーツに、しんみりするエレピ、ストリングスが乗る。J-POP調のキャッチーなサビがお気に入りです。 K最後はゆったりとしたトランス + セツナ・ポップロック。泣きのメロが沁みる。開放感ある、気持ちのいい終わり方です。 ----
少しダークになった歌モノクラブサウンドのボカロCD。 ダークになっても透き通ったサウンドメイキングは健在。アッパーかつ切ない四つ打ちが好きなら楽しめる一枚でしょう。 |