茜街奇譚 |
制作 |
詩的廃屋 |
ジャンル |
ノベル/現代御伽噺 |
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■あらすじ■
それは、人と鬼とが棲む街の物語。
東京の「茜街」という、
架空の街を舞台にした現代御伽噺。
○メインストーリー
とても仲のよい姉妹がいた。
我がままで身勝手な姉と、世話好きで穏やかな妹。
どこへ行くにも一緒で、
いつもお互いのことを大切に思っていた。
だから彼女たちは、その最後の瞬間まで。
仲のよい姉妹であり続けた。
(↑HPより引用)
キャラ絵無し、背景と文章で構成された伝奇ノベルゲームです。
各地で言われていますがゲームより小説的な文章で書かれています。ノベルゲーにありがちな人によっては引くようなギャグはなく、現実離れした性格の登場人物もいません。非常に硬派な文章ですが読みにくいわけではなく、むしろすんなりと頭に入ってくる。オレは個性としてとらえたけど淡々とした語り口なんで人によっては盛り上がらないと感じるかも。
システムは普通のノベルゲームと同じ。選択肢は4つ程。EDによってサブシナリオが増えます。プレイは全部合わせて2時間半ぐらい。
派手な演出はありませんが、画像、音楽ともセンスがよく作品にマッチしています。
ストーリーはあらすじにあるように鬼と人が住む茜町でのちょっと不思議でちょっと悲しい物語。あくまでも大きくなりすぎない、地味と言える話ですが高い文章力もあり心に残る話です。最後はほろっときた。サブシナリオも良し。
話のおもしろさより茜街という舞台が気に入りました。どこか水木しげるチックです。少し考えさせられる設定。
登場キャラも魅力的。特にやるきのない主人公の元子が良い。
他のノベルゲームとは違った雰囲気のゲームです。
ノベルゲーム好きはもちろんそうでない人にも薦めらる傑作。
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