QLOOKアクセス解析

Review Top フリゲReview Top Home
アメージンググレイス
制作 ワードワード
ジャンル ノベル/現代青春

「館」「鬼ヶ島」など鬱なノベルで有名なdydyさんの選択肢無しノベルゲーム。やっぱり鬱です。プレイ時間は1時間30分ほど。

BGMはほとんど無し。俺は後ろでmogwaiiのcome on die youngをながしてました。雰囲気が合うw。回想がホイールでは不可だったり、大量の文字が一気に表示されるいわゆるページごと表示だったりとシステムはお世辞にも良いとは言えません。最初は大量の文字が一気に表示されるとやる気がなくなりました。やってるうちにあまり気にならなくなりましたが。

大きく分けて2話構成で、詳しくはネタバレになるので伏せておきますが、1話は精神病院に入院した主人公がアレな医者にいじめられる話で2話はいじめられっ子の絶望と救いの話。これだけでも鬱な話というのがわかりますな。昔は第2話だけの収録でしたが、「贖罪」というHPで公開していた小説を1話に新しく追加しています。

1話はサスペンス調の復讐劇。主人公がものすごく性格悪い。一つの話を二人の視点から見るんだけど違いが面白い。最後のどんでん返しは…。
2話が本当のアメージンググレイス。主人公へのイジメが半端無い。希望が見えてきたと思ったら突き落とされるストーリーで人を選ぶでしょう。最後の最後まで絶望の中の微かな希望しかでてこない。俺はそれなりに気に入ったかな。
全体で見ると負の部分が大きすぎて合わないのですが、所々にぐっとくるシーンがありました。

dydyさんの作品の多くがそうですが、性格の悪いキャラを書くのが良くも悪くも徹底しています。悪いやつなのにどこか憎めないではなくて、読んでいて本気でムカムカしてくる。この徹底さはある意味すごい。ただ人を選ぶ原因にもなっているんだろうな。

俺の「まだやってないフリゲフォルダ」をみると、ここから6連続dydyさんのゲーム。この鬱ラッシュに耐えれるのか、俺。

↓ネタバレ↓

・1話(隠し含む)は誰が良くて悪いかが曖昧なまま終わった感じだな。悪い意味じゃなくてその曖昧さがリアルだった。個人的にはイジメは許せない派なので主人公苦しめまくって終わって欲しかったり。
・2話は面白かった。自分はアメリカに住んでいたことがあるんだけど、そん時にクリスチャンでもないのに教会に行ってゴスペルを聞きに行って「音楽」の楽しさ、パワーを覚えました。ゴスペルのパワーは半端無い。アメージンググレースも何回も聴いたんでその頃を思い出しました。
Review Top フリゲReview Top Home