call Angel Voice ver.truth |
制作 |
a ripple |
ジャンル |
ノベル/現代ドラマ |
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■あらすじ■
交通事故で病院に運ばれた真田巡は一ヶ月間の入院生活を送ることになった。
病棟で出会った少女「桐島香奈」は病と闘いながら明るく振舞っていた。
入院生活といういつもとは違う日々。
その中で出会う人々。
小さな命の物語 ---
(↑HPより)
病院を舞台に生きる意味をテーマにしたノベルゲーム(たぶん)。マルチエンドで総プレイ時間は2時間程。エンディングがひとつ見れない。nurseエンドどうやって行くんだ。(作者さまのページに攻略チャートが追加されました〜
絵はそれなり。スタッフロールの1,2枚目だけ妙に絵がうまい気が。書いたの同じ人?
ストーリーは不良の主人公が病院での出会いで成長していく話。登場キャラに幽霊すずがいてこのキャラのエピソードを物語の中盤に必ず通るのですがこれがグッとくる。しかしこれ以降のストーリーは急展開でいまいち入り込めませんでした。一人のキャラにイベント数が少ないのが問題か?登場→大きなイベントの流れなのでキャラに愛着がつく前に終わってしまう感じ。話自体は良い話だから、もう少し日常を描いたら穴場がもっと色づいたかもしれない。
個人的に気になったのは主人公の不良っぽいしゃべり方(〜じゃねぇよ、とか)。やりたい事は分かるんだけど、しゃべり方以外は完全に「良い人」の部分しか出てないからか違和感があった。
システム面は少しやりにくかったかな。選択肢が分かりにくいから総当りになるんだけど、エンディング(スタッフロール)が飛ばせないので繰り返しプレイしにくかった。妙に遅い画面切り替わり、ロード画面はツールの設計上の問題かな?これは仕方が無いか。
システム、話への引き込み、分かりにくい選択肢と荒は目立ちますが話には光るものがありました。製作中の次作は絵もうまくなってるし、良い作品になる予感が。あとがきや日記から見ると本気でゲームを作ってるのがわかります。作る側にもドラマがあるなぁ。
↓ネタバレ↓
「面会」ですずが出てこなかったのはあとがきを読むに製作期間が長かったからか。話を追加していくうちに作者さんが良くも悪くも暴走してしまったんだろうな。書きたいことが最初と最後で違うものになったんだと思う。個人的には咲はまだ感情移入が出来てないんで、すずの存在が最後まであったほうが良かった気がする。
今回はいつもにまして偉そうな文になってますな。
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