マルチエンドのノベルゲーム。総プレイ時間は1時間半ほど。dydyさんの作品をやりまくって汚された(失礼)自分にはまぶしすぎる程に暖かい、絵本のような話です。
■あらすじ■
早く大人になりたいという純真無垢な願いを持つフェリアタウンの少年天乃光志は、人のいい家族や友達に囲まれ、普通で平和な日常を過ごしていた。
そんなある日、光志は友達に誘われて郊外の森『ダークブルー』へと冒険に行くことに。ところが途中で仲間とはぐれた彼は不思議な妖精世界に辿り着いてしまう。エルフや動物たちに歓迎されて、光志は新しい友達ができたと喜んだ。
だがその時、エルフの村がドワーフと怪物たちに襲撃されてしまう。自分たちに構わず逃げてというエルフたち。けれど光志は友達を放ってなんかおけない。あの子たちの力になりたいと強く思う。少年の小さな戦いは、今、唐突に始まったのだった。
(↑HPより引用)
絵はフリーの中では綺麗な方で作品の雰囲気に合ってる。絵で嫌悪感を感じることはないと思います。システムはクイックセーブ・ロード有り、動作も軽快と快適。
ストーリーは心の純粋な少年が子供から大人になる話。上のあらすじにあるように王道な展開ですが文章が丁寧に書かれていて楽しめます。戦争があろうが、女を巡って戦おうが始終ほのぼの、ピュアな展開でまるで絵本を読んでいるかのように心が温まります。真新しさは無いものの、演出のうまさ、文章の丁寧さからメインの話は最初から最後まで楽しんでプレイできました。他の話はおまけみたいな感じでやはりほのぼの。
絵本のような心温まる話、重くならない話を読みたい人にオススメ。逆にドロドロした話、今までに無い話が読みたいって人には向いてないかも。
ものすごく面白い話を求めるようなタイプのゲームではありません。ほのぼのした雰囲気に浸って、温かい気持ちになるゲーム。
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