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サスペンス風味能力モノのノベルゲーム。 
一度リメイクされています。今回紹介するのはリメイク後のヴァージョン。プレイ時間は3時間ほど。
 
バックログが無いのがツライ。独特の絵柄です。パッと見の印象は良くないけどゲームの雰囲気に合っているのでプレイしているうちに気にならなくなる。
 良いBGMが多い。特に「忌」など緊迫感あるシーンで使われるBGMは素晴らしい。
 
能力者(MM)である小説家、上総は親友で警察官の真明が大火傷を負って重態だと聞き、病院に見舞いに行く。真明を襲ったのはMMであること、真名は過去に子供をそのMMから殺された事を上総に告げる。
 上総は小説のネタになることを期待してMMの蓮実に強力する形で事件を追うことになる。
 
クイーンオセロットさん得意のシュール&サイコな作風です。なんといっても主人公の上総がシュール。明らかに変人だが、完全にイってるわけではない。この微妙なバランスが物語の奇妙さを上手く引き立ててます。ストーリーは読ませる展開、ギャグも面白いので楽しんでプレイできました。
 しかし、雰囲気が独特なので人によって好き嫌いはあるかもしれません。
 ラストのオチはちょっと読めやすいかな。前半〜中盤に比べて終盤は勢いが落ちたかも。
 
本編クリア後は後日談が2話。こちらも面白かった。野々村は最悪の男だ。さらにクイーンオセロットおなじみのクソゲーモードもある。とにかくくだらないノリです。結構笑えた。
 
シュールさだけでなく、物語として楽しめる。現時点ではクイーンオセロットさんのゲームで一番オススメなのはコレ。second Anophelesあたりが好きな人なら楽しめるんじゃないでしょうか?
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