長編ノベルゲーム。直接のエロシーンは無いけど、対象年齢18歳以上推奨とのこと。
7話+最終話で総プレイ時間は10〜13時間ほど。 久しぶりに涙が頬を伝った作品です。プレイ後は震えが止まらなかった。
プレイ環境は少々難あり。
大石智也は7年前の震災を期に一度離れた町、垣根花市に戻ってきた。
超能力者・サイが集まる町が舞台ですが超能力はあまり前に出てこない。
このゲームを絶賛したくなる最大の要因がヒロインのこよりです。 嫌なキャラはdydyさんのノベルゲームばりに徹底して最悪な言動をする。念冶、園長、施設のガキどもには本気で腸が煮えくりかえりました。
以下各話について ■1話〜3話この段階では、光るモノはあるものの、文字表示でプレイしにくい思いのほうが強くかった。プレイを断念しようかとも思いました。こよりもまだキャラが確立してなかったし、主人公を含むほとんどのキャラの言動にイラついてたというのもある。 好きになれるキャラがこよりと浅葱先輩しかいねー。 ■4話ここから一気に面白さ加速。能力者設定がありながらやることがホームレスとはっ!? わけもわからず野宿させられるこより。かわいそうだがそこがいい(ぉ 頭の中には「これで成長するのか?」「智也後先考えなさすぎだろ」といったツッコミもありましたが、2人のぎこちないサバイバル生活を眺めているのがしだいに楽しくなってきた。こよりが健気だ・゚・(ノД`)・゚・ ■5〜6話見所は戦闘シーン。熱い!こより頑張れこより。 次の7話は読むのが苦しくなってくるぐらいツラい内容だから鬱展開が苦手な人はここでストップしたほうがいいかも。一応ストーリーもひと段落してるし。 ■7話もう止めてくれと叫びたくなるキツイ展開の連続。まさに渡る世間は鬼ばかり。希望も何もあったもんじゃありません。 ■最終話アレだけの鬱展開をここまで立て直したのはアッパレ。こよりの頑張りと成長に泣いた。比喩でなく本当に泣いた。プレイヤーの想像に任せた賛否両論な終わり方だとは思いますが、私はポジティブな終わり方だったと思いたい。
前半でやめなくて良かった。 あんましこの言い回しは好きじゃないけどあえて言おう。 このゲームはもっと評価されても良い。 |