■あらすじ■
夏休みにバスケ部の夏合宿のために岡山高原高校に訪れた主人公の小川弘樹。
楽しいはずの合宿1日目の夜、部員たちのCDプレイヤーが盗まれるという小さな事件が起こります。
寮にはバスケ部員しかいないのに、まさか、このなかに犯人が? 疑念が渦巻く中、一人の転入生が寮生活に慣れるために男子寮にやってきます。彼の名は織田切努。その奇妙な言動をする織田切努は部員達にとって影の差す存在。
何事もなく合宿が終わるよう祈る部員達を裏切るように、次の日、再び事件は起こります。部員達で飼っていた犬が何者かによって殺されるのです。
盗難、失踪、監禁、そして予期せぬ最悪な事態。
弘樹は様々な困難を乗り切り、事件を解決する事は出来るのでしょうか
↑(HPより引用)
かまいたち系の推理サウンドノベル。同じ路線で名作といわれている氷雨にも劣らない出来。むしろそれ以上か?
まず諸注意として悪名高いJword入りなので注意。Jwordのインストール自体は選択できるのでよくわからない方はしないように。
あとドキドキするシーンはあるけどグロ画像とかはないんで恐がりな人でも出来る。(はず
絵は一切無しで実写の背景と文字だけで進行していきます。味気無いようですが展開が速いかつ面白いのでどんどん進められる。
いわゆるゲーム的なキャラがいないのでリアリティがあります。最初の日常シーンがうまく表現でいる分、事件が起こってからの緊迫感はかなりのもの。
特殊なシステムとして犯人マークシステムがあります。登場人物から犯人だと思う人物をマーク(疑う)ことでストーリーに変化が現れるというもの。特にこのシステムが目立った使い方をする所はなかったな。使いようによってはヒントが得られたりしますが。
一部このシステムのせいで予知能力でもないと本筋とあまり関係ない所でバッドエンドになる所があります。オレはちょっとした謎解き気分で面白かったけどテンポが崩されて嫌な人もいるかも。
メインの事件の難易度はそこまで高くないです。ヒントがかなりあるので少し考えればスグに謎は解けるはず。オレは2週目で完全に犯人が分かった。簡単と言っても謎がしょうもないわけではないのでご安心を。証拠のばら撒き方、謎を解いていく選択肢、動機、などよく考えられています。自力で推理できるちょうど良い難易度。
問題は制作に使用しているのがプレイしにくい恋ツクということ。環境によってはエラーも多発するようです。
まぁセーブは仕様なんで仕方が無いし、恋ツクなりに色々工夫してあって恋ツクにしてはプレイしやすいかな?(あくまでも恋ツクとしては
かまいたち好きなら必ずハマるでしょう。絵が無い、恋ツクだからと言わずに是非プレイしてみてください。名作です
詳細はネタバレで書くとしてクリア後に出てくるオマケシナリオがまた良いので最後までプレイ推薦!オマケだけでひとゲームできそうなぐらいに深い。
↓ネタバレ↓
↓
オマケシナリオが重い。本編で語られなかった設定がどんどん出てくるのに、本編でのキャラの行動に説明が付くのがすごい。
犯人が捕まって重い空気のままオマケが始まって、後味悪いなぁと思ってたらキレイに終わらせましたね。オレも頑張ろうって気にさせられた。(特にプーやんシナリオ
ただの推理モノかと思ってたけど最後にここまで感動させられるとは。
ん?あんまりネタバレにした意味ないな。
そういえばなんでタイトルが消火線?
これも注意を引き付ける為か?