死神達の四重奏 |
制作 |
ヒムガシズ |
ジャンル |
ノベル |
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中編ノベルゲーム。プレイ時間は2時間ほど。
マウスのバックログがだいぶ前の文章からになってしまうのは仕様だろうか?使いにくかったです。
主人公・由宇のクラスにやってきた転校生・霧絵は10年前の幼なじみ。
突然の再会に驚く由宇はさらに驚愕的な事実を知ることになる。
霧絵は「毎日死ななければいけない体」になってしまっていた。
ショッキングな境遇に陥りながらもポンコツ具合を発揮する霧絵が可愛い。表情がコメディタッチになる立ち絵はそそります。
悪友・真生の立ち絵の目線がたまにあらぬ方向に行ってるのが恐かった。
ストーリーは霧絵と和みながらも悲惨な方向へと向っていきます。
次第に明らかになっていく事実が知りたくて、一気に読むことができました。
ただ、独特な地の文により、ときたま状況がわかりにくい箇所も。まぁ、自分の読解力が無いだけかもしれません。
ラストは思った以上に悲しい結末。こうくるとは思わなかったなぁ。
展開はかなり速めなんですが、急ぎすぎという印象は受けませんでした。
この話はこれぐらいスピーディーに展開したほうがダレなくて良かったのかもしれない。
儚くも悲しい四重奏。サラッと読める中編としてはなかなかの出来。
悲しい運命に振り回される話に弱い人にオススメ。
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