ホラーであり伝奇ドラマであるノベルゲーム。プレイ時間は4時間ほど。
最初は「万華鏡奇談」として公開されてましたが、ver.3以降は「真説・万華鏡奇談」に名前を改め「万華鏡奇談」を第一章にして大きく話を広げた構成になっています。 旧バージョンしかプレイしていない人は「真説〜」もプレイすべき。
祖母の葬式のために実家に帰ってきた修一は、離れの土蔵で見慣れない万華鏡を見つける。
写真素材を使用したよくあるホラーゲーかと思いきや、とてもよく練られた話が展開されて驚いた。
もちろん、ホラーとしても良作。
各章ごとの感想〜。 ■1章土蔵の持つ圧迫感と閉鎖感がうまく描写されているホラー。オチがナイス!
■2章1章のネタばらしな意味合いもある。こちらも演出による怪談的な恐さがあるのですが、それ以上に人間の恐さがある。終盤の怒涛の展開は目が離せません。 ただ14章の激しいBGMは雰囲気を壊しているような。
■3章振り出しに戻って都市伝説的な直球ホラー。王道ではありますが、それまでの積み重ねにより深みが出てる。絶妙な終わり方には拍手を送りたい。
■あとがき ※現在(08/12/19)公開中のVer3.7ではあとがきは未収録力の抜けたあとがきでやっと緊張感から開放された……と思ったら鈴の音と共に次章が(((( ;゚Д゚))))ある意味一番ドキっとした瞬間でした。
ホラーとしても、ドラマとしても高品質な良作。 |