わざわざここで紹介する必要が無いほど人気のあるフリゲノベルのリメイク版。
だいぶ前にリメイク前をやった事があるのですが2回目のプレイでも十分に楽しめました。プレイ時間は3時間ほど。
時には命を絶つ事もあるほど悲しい記憶を持つ人「セツナ病」を患う人々を治療する「封士」である黒目の元に客としてラという少女が訪れる。
彼らの日常と、街を訪れる人々との出会い、そして小さな秘密をつづった物語。
吉里吉里でリメイクされた事で、コミックプレーヤー製だったリメイク前の唯一の弱点だったプレイ環境の悪さが改善されています。快適なプレイ環境。
グラフィックは物語の雰囲気に合った可愛らしいもの。音楽も物語に合っています。
物語は各地で絶賛されてるのも納得の出来。
セリフがメインの読みやすい文章で綴られる物語にどんどん引き込まれます。
後半ではさりげなく散りばめられていた伏線が明らかに。ただ温かいだけでは無い、物語として確かな面白さがあるのが人気の所以でしょう。
魅力的な憎めない登場キャラばかりの中、特に好きなのはヒロインの「ラ」。硬い言葉遣いながら、純粋な心を持って物事に接するのがカワイイです。
リメイクに伴いOP・EDムービーが追加されました。う〜ん、曲があまり好みじゃなかった…。
他にも細かなストーリーの追加や新規CGがあるそうですが、リメイク前をプレイしたのがだいぶ前なのでどこが変わったかはよくわかりませんでした。
プレイ環境以外にリメイクの恩恵は感じなかったな。
まだ未プレイなら是非プレイする事をオススメします。
派手さは無いものの、安定した面白さがある名作。
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