ノベルゲーム。ジャンルは急展開恋愛ノベルだそうです。選択肢無し。プレイ時間は3時間ほど。
最初に「残酷な表現を含みます」との注意書きが表示されますが、特に残酷なシーンは無かったように思います。
朝陽は新聞部の活動の一環として恋人の葵と共に連続失踪殺人事件について調査する事になった。徐々に見つかっていく被害者の奇妙な共通点。調査を進めていくうちに朝陽は衝撃の事実を知る事になる。
恋愛にサスペンス/謎解き要素を取り入れた感じです。
4章に分かれていて、1章で日常を描きながら伏線をちらばめていきます。日常シーンはあまり面白くなかった。この時点でやめかけたほど。1章のラストに「ある事実」が発覚するあたりから進んで読めるようになってきました。
しかし、この明かされる事実が「衝撃」より「唐突」といった印象が大きい。その先の2章、3章で伏線を回収していくわけですが、キャラが何故そのような行動をするのか?キーワードの意味は?といった事が気になり、種明かしをイマイチ素直に受け入れられませんでした。
特に犯人とその動機は関係ない所から突然ニュッと出てきたと印象。
ストーリーに入り込めないまま読み終わってしまった。1章でキャラに愛着が湧かなかったのが原因かな?
文章自体は読みにくくて、あまり上手いとは言えない気がします。一度に表示される文字数が多いのと文字と同色である白系の背景が多いのも読みにくかった原因ではないかと。
と、ここまで悪い点ばかり挙げてしまいましたが、3章ラストの展開は読ませてくれます。音楽も相まってかなり熱い。また不思議系の未来先輩も良いキャラをしてる。
それでもクライマックスに至るまでが楽しめなかったのと締めにあたる4章でのキャラの言動でも唐突さを感じたので、プレイ後の評価は低めです。
↓ネタバレ
・どうやら自分はサスペンス/謎解き系で超能力や超現象が種明かしという展開が苦手なようです。このゲームや「神様ノ子守唄」、「忘れものと落とし物」などが該当しますね。
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