稲荷神の狐様が目刺しを食べてる猫を見て鰻屋に突撃する話。
狐様の大人っぽいボイスと無知な中身のギャップが背伸びしているようで可笑しい。気苦労の耐えない猫もかわいいです。 この2人(二匹?)の落語のような緩いやりとりが面白い。 オチも(良い意味で)しょうもなくて和みます。 文章は漢字多用に古風な言い回しと少し読みにくいのは相変わらずですが、サークルの他作品に比べてすんなり入れる話なので一気に読めました。
大きな動きが無いのが魅力。短く遊べるコンパクトな佳作。 花を吐く抄女さんの良さに気付いた一作。