異常な世界観を持った探索ADV。プレイ時間は加速機を使用して攻略をちょくちょく見ながらで6時間ほど。普通にプレイしたら倍はかかるかもしれません。
このゲームには目標がなく、地面から手が生えてる世界、暗闇に電灯が不規則に立っているだけの世界、奇妙な生物が徘徊している世界など超カオスなマップをひたすら散歩するという内容。
一応、「エフェクト」という着せ替えアイテムのようなものを探す要素もあるのですが、あくまでもゲーム性は限りなく薄いです。
すべてのモノが意味を持たないシュールな世界観は圧巻。
ホラーでは無いのですが、じわじわと不安感を煽ってくれる。
プレイ中に家の前を救急車が通った時、妙に恐くなったりもしました。
また、作中にストーリーがまったく語られないため、ネット上でファンが妄想で更に世界観を広めていくのが面白い。モノ子やウボァなど、更にゆめにっきの世界に愛着が湧く事まちがいなし。
ただ個人的にはゲーム性がないのがキツイ。遅い移動速度で広いマップを延々歩くのはプレイしてて楽しいとは思えませんでした。
ちょっとぐらいゲーム性があっても良いのではと思ってしまいます。
雰囲気作りが最高なだけにゲームとして面白くないのはもったいない。
まー、好きな人には、このゲーム性の無さが良いという意見が多いのでしょうが。
アンビエントをゲームで表現したと言える「作品」。センスの凄さならフリゲでトップレベルです。 ゲーム性に過度な期待はしないように。
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