GIFTPIA |
メーカー |
任天堂 |
機種 |
GBA |
ジャンル |
RPG |
発売日 |
2003/4/25 |
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アマゾン(amazon)
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変わったRPG。本体はGC。
シュールな世界観でプレーヤーを魅了した「Moon.」と同じ制作グループです。
常夏の島を舞台に大人式(成人式のようなもの)を行なうために金を集めるのが当初の目的なんですが、少しすると人々のネガイを叶えるため島中を駆け回ることになります。言ってしまえばおつかいRPG。
島の住人はコミカルなキモかわいいキャラなのに、金とルールに執着する村長やキノコでラリってる爺さんなどギリギリな設定が面白い。
他にもスタート直後の主人公は刑のために囚人服にモザイクだったり、妖精と出会うきっかけが(アレな)キノコだったりとぶっ飛んだ世界観です。
デフォルメされているようで妙なところでリアル。
最初は個性が強すぎる住人に引き気味だったんですが、次第に愛着が湧いてきてシュールな世界観にズブズブとのめりこんでいきました。皆、生き生きと「生活」してる。
本編がシュールならエンディングまでもがシュール。決してすっきりしてるとは言えない、なんとも形容しがたい終わり方をします。これは賛否両論だろうな。
ゲームのBGMとして実在のインディーズバンドの曲が流れるのですが、これがかなり良い!
エレクトロニカにロックンロール、ビートルズのサウゼントペッパーをパロった曲、さらには日本の祭りやスクリーモ風の曲まである。サントラが欲しくなる良曲ばかりです。(サントラ未発売)
やることはひたすらおつかいなのでゲームとしての面白さは手放しに誉められるものではなかったかな。でも、ひとたび世界観にハマルとつい長い間プレイしてしまう魅力があります。
「Moon.」はもちろん、「Mother」などの奇妙な世界観が好きな人なら楽しめるんでは?
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