indolenceのメンバーの一人・frisさんの4曲入りオリジナル・ミニアルバム。
リズムレスのインスト・アンビエント。暖かいシンセの音色で聴き手を包み込む癒し催眠サウンド。
「Fabricated Memories」の延長線上の音です。
漂うシンセとノイズだけのマニアックな音構成なのに不思議と聴きやすいのは、使われてる音色が人間の気持ちよくなる脳中枢を直接刺激するからか。
どの曲も鼓動のように同じ振動を繰り返すパートと音階の揺れ幅があるパートが同時に鳴っているのでゆったりしながらもダレないんですよね。
CDの作り出す世界にピースフルに浸れる良作です。
全曲通してまったりするアンビエントなんで、この曲が飛びぬけて良いというのは無いのですが、あえて挙げるならぼやけた音がリフレインするCがお気に入り。どこか脆さを感じる。
まったり音響アンビエント。
ポジティブかネガティブかならどちらかといえばポジティブなところが私好み。音に身を任せたくなる。
アンビエント好きには文句無くオススメ。デモCDっつうことでしっかりしたアルバムも構想はあるのかな?楽しみです。
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