東方アレンジ。
前作の『Scherzo～幻想郷諧謔曲』にもあったオケ、A-POPを始めに、ジャズ、AOR、ドラムン、テクノ、ポストロックなど幅広いジャンルが収録されています。
明るい曲が好み。原曲メロを使いながらもガラッと雰囲気が変わっています。
対してシリアスな曲は、悪くはないけど特別印象に残るほどでもないかな。
①「稲田姫様～」の力強いオケアレンジ。次々と展開していくのが面白い。1:17あたりから入ってくるバイオリンが好き。
⑥「狂気の瞳」のボーカル・ラウンジポップアレンジ。フランスっぽいお洒落なメロディが楽しげ。
⑦「ネイティブフェイス」のボーカル・A-POPアレンジ。声はロリ声ですが曲は至って普通のアイドルポップ。最初のシンセリフが好き。サビの歌い方が癖になります。
⑧「東方妖々夢」のお祭り風ハードコアテクノアレンジ。キックに合わせて手拍子、お経、三味線となんでもあり。「ソーレソレッ！セイヤッ！」というおっさん達の掛け声が耳に残るカオスなアレンジです。面白いっ！それでいてノレる！今作で一番気に入った曲です。
⑩「封印されし神々」ポストロックアレンジ。先の読めない曲展開で楽しませてくれます。ラストのアルペジオが綺麗。ただ、アレンジ名にTOEと入っているわりにはドラムが大人しいか。
一枚の中で色々な音が聴ける楽しいCD。他の東方アレンジとは少し違った空気を持っている気がします。
このサークルは最近の東方アレンジの中では群を抜いて「面白い」。
次は何をやってくれるか楽しみだ。
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