東方アレンジ。 前作に引き続き唯一無二の音世界を作っています。
今回も民族+劇団風の曲調。
暗い森に迷い込んだかかと錯覚してしまう、怪しくて、スケールの大きい音楽です。
前作では微かにあったエレクトロニカ要素はほぼゼロに。
各パートの統一感が向上しており、雰囲気作りの上手さは前作以上。クオリティという面では他のサークルと比べて群を抜いている。
キャッチーすぎる東方メロディが浮いてるという感覚も無い。
しかし、上手くまとまってる反面、ズバっと耳に飛び込んでくる曲はありませんでした。
CD全体の流れとしてもイマイチ山場に欠けるかも。ひたすらジメジメした曲が続く印象があります。
ながら聴きをするタイプのCDでは無い。かといって集中して聴くには魅せ場が少ない、と聴き方に困るCDという印象です。
こなれすぎてて自分にはちょっと合わなかったかなぁ。
とはいえ前作が好きな人なら間違いなく買いだと思います。
う〜む、どうしてもこの人には昔のクラブミュージック路線を期待してしまうなぁ。
Morriganさんといい、過去にこだわりすぎてしまうのは自分の悪い癖です。
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